永代供養墓「瑠璃浄苑」

お墓の維持管理や継承に関する不安をなくし安心して後事を託せる墓所 吉田山薬王院の瑠璃浄苑
舎利塔内 散華
(永代供養塔 舎利塔内 散華)

この度、承継者のいない独身の方・ご夫婦の方や墓地の承継不能の方々に、後事の心配のいらない永代供養集合墓「瑠璃浄苑」を開設いたしました。

名称の由来は、ご本尊藥師瑠璃光如来の「東方の瑠璃光浄土に居わし、現世のどの様な方も心身の苦を抜き、樂を与えて下さる」ご本願にあやかり、お釈迦様が最初に説法をされた鹿野苑のように、清らかな苑の意味から名づけました。

瑠璃浄苑の仕様は、仏の象徴「蓮華」です。藥師如来の浄土、瑠璃光に近い色の石材を用い外柵は蓮台を表現し、舎利塔正面には藥師如来の梵字を印字し、塔内には、蓮を天井とお骨を埋葬する浄穴に金箔で施し、床には波状文をもって宇宙との一体と浄土を表現しています。

藥師如来の本願功徳を説いたお経の中に「藥師如来を信仰し、精進すれば、西方極楽世界の阿弥陀如来の説法を聞けるよう、命終の時には、八大菩薩が阿弥陀様の極楽世界へお導きいたします」と藥師様と阿弥陀様の功徳の連携が説かれております。

阿弥陀経には「もし阿弥陀様をご信仰し、精進する者は、命終に際し、倶に一処(阿弥陀様の極楽世界)に会う事を得ん=倶会一處」と説かれております。

天台宗の高僧 恵心僧都源信様は、自力本願の阿弥陀浄土を観念し修行する教えを日本で真っ先に説かれた方ですが、その念仏法語に「夫れ一切衆生(人を含めた生命総て)三悪道(地獄・餓鬼・畜生の極苦の世界)をのがれて、人間に生まるる事、大いなるよろこびなり。中略※妄念はもとより凡夫の地体なり。妄念の外に別の心もなきなり。臨終のときまでは、一向に妄念の凡夫にてあるべきぞと心得て念仏すれば、(阿弥陀如来様が瑞雲に乗られ)来迎にあづかりて(ご一緒にお迎えの観音様がお持ちの)蓮台に乗るときこそ妄念をひるがえして、悟りの心とはなれ。云々」と説かれて、成仏の要諦をお示しになられております。

私達は、ご葬儀や仏事を通じて、亡き人を偲びつつ成仏を祈ります。
仏事は、此の世をリセットしてあの世へ清浄無垢に生まれ変わり、圓満に引導してくださる儀式といえます。亡き精霊はもとより、親族・友人・知人の方々もまた心の調整と圓満(滅罪生善)を祈る時と場であり、墓地も同様に大切な浄処であります。

今世情は家制度が崩れ、核家族となり、少子化・経済・道徳の混迷など価値観の差異により家庭のあり方も心配な状況にあります。墓地もそれに応じて、継承の困難が懸念されます。寺にとりましても、無縁墓地が増加するのは、残念なことです。

その様な事情を鑑み「瑠璃浄苑」を開設することと成りました。下記要項をもって茲にご案内申し上げます。

合掌
吉田山薬王院 第82世住職
中村 純亮

吉田山薬王院の瑠璃浄苑舎利塔内 天井白磁浄瑠璃壺

「瑠璃浄苑」使用権要項

資格 継承者のない独身の方・ご夫婦・藥王院檀徒で墓地のある方、藥王院檀徒であること。
申込方法 藥王院檀徒規約に基づく所定書類提出
使用権 藥王院檀徒規約遵守すること
申込書類を提出後、入檀志納金をご納金いただき、使用場所を決定し、使用権証を交付します。志納金額は、面談の上で決定いたします。
取消は実際に使用又は2年経過の場合、志納金を返金いたしません。
使用 葬儀・法事・お戒名などに伴う典礼布施は、別納金といたします。
外の区画には、ふたに変わり石が載ります。お戒名又はお好きな文字を刻んでいただきます。
先祖の墓地を撤収し、改葬の方で骨の多い場合、合葬して納骨いただく場合があります。
合葬埋骨 使用権者が亡くなり17回忌命日を経た後、舎利塔内浄穴へ総霊埋葬いたします。氏名・戒名などを舎利塔壁面に刻み、使用区画のふた石は撤収され、新規となります。
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